Micro Cap 分解式改造方法

by ブラッド西山


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■主翼編
@ 最初に胴体穴の修正をします。

胴体に開いている主翼の型をした穴が微妙に合っておらず、
主翼をゆっくり差し込んでいくと途中でひっかかります。
無理に押し込むと胴体がゆがんでフィルムにシワができてしまうので
引っかかったところで止めてください。
光に透かしてぶつかっている部分を探します(たぶんスパーの位置)
そして、一旦バラして、その部分を削ります(ルーターの円筒型砥石ビットを使う←写真添付・右)
そして、また差し込んでみて当たるところを削ってという作業を延々と繰り返して
スムーズに入るようにします。
※いっぺんに削ると削りすぎて穴が開いてしまったりするので少しずつ削ります。
僕はこの作業に1時間かけました。
A 前側のカーボンロッド位置決め

前側のロッドは主翼スパーの後ろ側を通します。
(透明で見やすいMicro Airの写真3枚で確認してください)
穴は胴体の下部から上に向かってアライメントをとりながら順にあけていきます。
まず、主翼を差し込み、ロッドの通る位置を確認しながら胴体にペンでマーキングします
(1)穴あけ用に写真のような治具を作ります。
マチ針を曲げたもので胴体幅の中心に
ガイド穴を開けるものです。
カーボンロッド(今回ロッドは全てφ1.8mmを使いました)の
先端を四角錐状に削ってキリとして使います。
LEDライトは局所的に強力に明るくすることが出来るので、
ガイド穴にキリロッドを、あてがう時に使います。マイクロエアーはフィルムが透明なので必要なし

(2)胴体下部の穴を開けます(上記マチ針とキリロッドを使う)

(3)胴体の主翼差込穴−下側の穴を開けます。

マチ針でガイド穴をあけておき、裏側からキリロッドで突孔します。
Micro Capはフィルムが白くて、ガイド穴が見えづらいのですが、LEDライトで裏側から照らすと、
透けて、はっきり確認できます。

(4)主翼−下側の穴あけ(左右長さアライメント)

主翼を差込み、左右の長さを測ってセンター位置にアライメントします。
カーボンロッドのキリではなく、平たくなっているものを胴体下部から差込み
主翼に押し付けてグリグリし、穴位置をマーキングします。
主翼を取り外し、マーキングされたところにキリロッドで穴を開けます。

(5)主翼−上側&胴体上側の穴あけ(垂直尾翼に対して直角アライメント)

主翼を差込みカーボンロッドを途中まで入れて主翼の下側を固定します。
垂直尾翼に対して直角になるように主翼の位置調整をします。
自分のMicro Capはこの時に胴体が捩れている事に気づき、アイロンでねじれを直しました。
(カラーリングフィルムの影響?)、Micro Airは大丈夫でした。
アライメントが決まったら、ずれないようにカーボンロッドを抜いて、代わりに
キリロッドを入れて主翼上側の穴を開けます。
この時に胴体も一緒に開けてもOKですが、切り粉がたくさん主翼の中に入ってしまうのが
気になる方は2度に分けてください。
(6)カーボンロッドのカット
カーボンロッドがスムーズに入るように先端を丸く削ります。
胴体に挿して行き突き当たって止まった状態で
胴体下に2mm程出る長さでカットします。
B 後側のカーボンロッド位置決め後側の穴位置はこの辺です(写真をみて)
(以下前側ロッドとほぼ同じ手順になります)
ロッドの通る位置を胴体にペンでマーキングします。

(1)胴体下部の穴を開けます(マチ針とキリロッド)

(2)胴体の主翼差込穴−下側の穴を開けます

(3)主翼−下側の穴あけ(胴体との直角アライメント)
主翼を差込み、前側ロッドを差し込んで固定します。
翼端〜胴体後縁の長さが左右同じになるようにアライメント調整します。
先の平たいカーボンロッドを後側の穴に差込主翼に押し付けて跡をつけます。
主翼を外して跡のついた部分にキリロッドで穴を開けます。

(4)主翼−上側&胴体上側の穴あけ
主翼を取り付けて後側の穴を覗き込み穴位置を合わせます
キリロッドを差込み、主翼−上側と胴体上側の穴を開けます。

(5)カーボンロッドのカット
前側のロッドと同様にカットします。

C 穴の補強
カーボンシートへの穴あけはφ1.8ダイヤモンドビット (PROXON_No.28222)を使いました(写真左)
先に穴をあけてから必要な大きさにカットします。大きさは幅8mmで長さは適当ですが15mm位です。
胴体と主翼に2枚ずつ、計4枚必要です。
カーボンシートを張る前にバルサを0.15mm程度削ってカーボンシートの面位置が揃うようにします。
(要は主翼が引っかからずに抜き差しできればいいのですが)
接着はカーボンロッドを通して位置ガイドにします(もちろん主翼と胴体別々に)
僕は30分エポキシ接着剤を使って気長にやりましたが、しっかり付けば何でもいいでしょう。
(1)前側の穴はカーボンシート(0.15mm厚)を貼ります。
(2)後側の穴は低粘度瞬間接着剤を染み込ませて、硬化したらもう一度キリロッドで穴を整えます。 胴体下側の穴も同様に瞬間で処理します。
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■尾翼編

@ 尾翼を差し込んでみて、主翼と平行になるかを確認します。

平行になっていなければ、胴体はめ合い部を削って調整します。
A 前側のハメコミ部

5mm角か同等のバルサ材を用意してください。
長さを8mmにカットし、厚さを3mmにして、
5×3×8mmの大きさにします。
水平尾翼のセンター位置を測り、ペンで
マーキングします、角材がぴったりと
ハマるように切り欠きを入れてください。
角材を胴体の中央に来るよう注意して接着します
(低粘度瞬間接着剤)(写真参照)
B 後側は主翼と同様にカーボンロッドで固定します。

(1)通す位置は写真を見てください。
但し下側が尾ソリと接近しすぎて失敗でした。
ロッドを少し傾けて尾ソリと離した方がいいです。
(2)穴をあける時に胴体と直角なアライメントになるように調整してください。
(3)カーボンシートは使いません。低粘度瞬間接着剤で補強します。
(4)カーボンロッドは主翼と同様に胴体下2mm程出る長さでカットします。
C カーボンロッドのツマミ製作(主翼分も一緒に)

1.5mm厚のプラ板を8×14mmに3枚切り出し、センターにφ1.8mm穴を開けます。
胴体底面に対してロッドが斜めに刺さっているようなら、この穴も斜めに開けます。
カーボンロッドを穴に差込み接着します。30分エポキシ接着剤を使いました。
固まったら削って角を丸くします。
僕は前後がわかりやすいように流線型にしました。
(抜くときは90度まわして胴体からはみ出た部分をつかんで引き抜く)
ちなみにロッドの重量は1.1g程度です。(写真参照)

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■エルロン&ラダー編

@ ヒンジシートの加工

テトラ製SPヒンジ(S)を使用しました。
写真のように6mm幅にカットして11枚作ります。
(長さは後で調整する)
A ヒンジピンの製作

1.8mmカーボンロッドをカットし、ヒンジ固定用ピンを作ります。
7mm長×8本、9mm長X1本、6mm長×2本を切り出します。
差込みやすくするために片側は先端を丸く削ります。
また反対側の先端は平らのままにしますが、1mm程度内側に切り欠きを作り
ピンを抜くとき爪を引っかけて抜きます。
B 固定翼側の加工(ヒンジピンにて脱着する側)

ヒンジ用にバルサブロックで補強されている部分に、ヒンジを差し込む
7〜8mm幅のスリット穴加工をします。
ピンを打つ穴を1.8mmドリルであけますが、貫通させずにフィルム手前で止めます。
(見栄えをよくするためです)
主翼は裏側から、垂直安定板左右どちらでも良いです。
穴に低粘度瞬間接着剤を染み込ませて補強します。
接着剤が硬化したら、再びスリットに刃を入れて接着されてしまった部分を切り離します。
ヒンジシートを差し込んでスムーズに入る事を確認しておきます。
穴も再びドリルで整形し、ヒンジピンを入れてみて緩くて抜け落ちるようならば
穴に瞬間を少量盛って適度な固さに調整します。

C ヒンジシートの長さ調整

固定翼側にすべてのヒンジを差込みピンで止めた状態にします。
ヒンジを動翼に差し込み接着する部分を現物あわせで決めて不要部分をハサミで切り落とします。

D 動翼とヒンジの接着

動翼にヒンジ位置を印してスリット加工します。
接着はヒンジを固定翼につけたまま行います。
動翼のスリットにエポキシ接着剤を詰め込んで固定翼と合わせ、
テープで仮り止めして硬化するまで放置します。

別のヒンジ方法(重くなるけど工作は楽)

ヒンジシートを使った方法は軽量化できる反面、製作が大変なうえ、フィールドでの組立に向いていません。
僕は家でジャマにならないように仕舞うのが主目的でした。

フィールドでの組立の容易さを主体にするのであれば、ホクセイモデルPetit・air・light
のように蝶ヒンジを使った方が実用的です。(3g程度重くなりますけど)

加工法について記します。

ヒンジはテトラ製ナイロンヒンジ(S)が良いと思います。
カシメてある先端を折り取ってピンを抜きバラします。(けっこう簡単に折れる)
このヒンジをエポキシ接着剤で取り付け、ピンの代わりに1mmカーボンロッド1本を翼端から
通して動翼と固定翼を結合します。

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■箱入り娘2完成編

配線・受信機・アンテナ線を胴体の中に収めました。
「よい子はマネをしないでください」って言うくらい大変な作業でした。
配線・受信機・アンテナ線を胴体内に収めなくっても箱には収納できます。

ラダーサーボを反対側に移設しました。(配線引込み&デザイン上の理由)
だいぶスマートになったと思います。
コネクタは使わずに全て直付けにしたので軽量になりました。

全備重量:381g(機体225g+リポ56g)
素で測定したMicro CapとMicro Airの重量も書きます。
(Micro Capのほうが5g重い、カラーリングの分です)
Micro Air 43.0g(主翼) 26.0g(胴体) 11.8g(エレベータ) 12.7g(エルロン) 3.7g(ラダー) 計 97.2g
Micro Cap 44.7g(主翼) 26.9g(胴体) 13.0g(エレベータ) 13.7g(エルロン) 4.1g(ラダー) 計102.4g

ラダー・エレベータの配線はR/C HOBBYの極細リードを割いて2本物にしたものを2組にしました。
(4本線で電源線を共通に)抵抗値を計って電流容量を計算しましたが、大丈夫でした。
買った時の箱に収納できるので、運搬も楽勝です。(^_^)V

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